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ガソリン、灯油、軽油の違いは?

目次

1.ガソリン、灯油、軽油の違いは?

沸点
石油、ガス、LPガス30℃以下
ガソリン30℃ ~180℃
灯油170℃~250℃
軽油240℃~350℃
重油、アスファルト350℃以上
  • ガソリン、灯油、軽油などの各種石油製品は、原油から作られています。
  • 産油国から運ばれてきた原油は、製油所の加熱炉で約350℃に加熱され、蒸気(石油蒸気)になって蒸留塔に送られます。
  • 蒸留塔は上に行くほど温度が低くなるように制御されており、入ってきた石油蒸気を沸点の低いものから順に分けています。
  • 沸点30℃~180℃で「ガソリン」、沸点170℃~250℃で「灯油」、沸点240℃~350℃で「軽油」が留出され、蒸留塔に残ったものが「重油」や「アスファルト」になります。

2.ガソリン、灯油、軽油は何色?

ガソリン無色透明(オレンジ色に着色)
灯油無色透明
軽油淡黄色
  • ガソリンと灯油の見分けがつくように、ガソリンはオレンジ色に着色されています。

3.ガソリン、灯油、軽油の用途は?

用途
ガソリン自動車
灯油家庭用暖房器具
軽油バス、トラック

3-1.ガソリンの用途は?

  • ガソリンは主に自動車の燃料に使われ、その割合は99.5%を占めています。
  • 自動車用ガソリンは、レギュラーとプレミアム(通称ハイオク)の2種類が販売されています。これは、JIS規格に基づいたオクタン価(レギュラーは89以上、プレミアムは96以上)によって分類されています。

3-2.軽油の用途は?

  • 軽油は、主にバスやトラックなどの燃料として使われています。
  • 乗用車にも軽油を使用するディーゼルエンジン車があります。ディーゼルエンジンは、ガソリンエンジンに比べ熱効率が高く、1リットル当たりの走行距離が長いなど経済的という特長があります。

3-3.灯油の用途は?

  • 灯油は、灯油ストーブの出現により、暖房用燃料の主流となっています。
  • 日本のストーブやファンヒーターなどの家庭用暖房器具は、部屋の中で直接燃焼させるタイプがほとんどです。そのため日本の灯油は、硫黄分や刺激臭が少なくススや煙が出ない、あるいは燃焼効率が高いなど国際的にみて高い品質を誇っています。
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